ナチュラルマヌカハニーMG200+ とオーガニックマヌカハニーアクティブ12+との違い

オーガニック(有機栽培)表記が消えた理由

今、世界的にみつばちの減少が危惧されています。その理由のひとつとして「ミツバチヘギイイダニ」という害虫の発生があげられます。
(*Varroa(ミツバチヘギイタダニ)セイヨウミツバチに寄生し幼虫の体液を吸うため、奇形蜂が多数発生し、みつばちの繁殖を妨げる)
ニュージーランドでも2000年頃からその弊害が拡散し始めました。
ワイルドハニー社ではみつばちを健全に保護するためにオーガニックの手法にこだわってまいりましたが、みつばちは年々減少の一途であるため絶滅を防ぐためにやむを得ず少量の化学薬剤を散布致しました。
●薬剤処理の説明が間違っていました。訂正いたします。(2015年3月)正確には以下の通りです。
害虫(ミツバチヘギイタダニ)は蜜蜂に寄生するので、巣箱の一部(全体ではありません)に年一回程度、少量の薬剤を施すようになりました。
僅かとはいえ薬剤を使った以上、オーガニックの表記は使えなくなりました。オーガニックの文字こそラベルから消えますが根底はオーガニックの精神と手法は以前と全く同じです。
安全でより自然な高品質のマヌカハニーを引き続きご愛顧下さるようお願い申し上げます。
マヌカハニーの採取方法は下記の通りです。

ナチュラルマヌカハニーの採取方法

抗菌活性度の表示方法

マヌカハニーはアクティブマヌカハニーと して健康に良い特別なはちみつとして市場にでましたが、全てのマヌカハニーに民間医療としても利用できるほどの抗菌作用があるわけではありません。

そこでその抗菌作用の基準となるものが必要とされました。
マヌカハニーの抗菌力は、以前はUMF(Unique Manuka Factor:ユニーク・マヌカ・ファクター)で表されていました。
2008年に抗菌成分の正体がメチルグリオキサールであることが判明したため、マヌカハニーの抗菌力はメチルグリオキサールの含有量測定で正確に評価することができるようになりました。

それが「MGO○○○+」です。"MGO"はマヌカハニー1kgに含まれる「メチルグリオキサール」の量が何mgあるかでその抗菌作用を表します。
MGO200+であれば1kg中200mgのメチルグリオキサールが含まれます。しかしMGOの数値だけではどれくらいの抗菌力があるのかわかりません。そこで通常の病室用消毒液(フェノール液2%稀釈)と比べどれ位の殺菌力があるかを表したものが「バイオアクティブ○○+」です。

MGOの数値とバイオアクティブの数値の関係はおおよそ次のようになります。比例関係ではありません。
「ナチュラルマヌカハニーMG200+」はバイオアクティブの数値に換算すると概ね14という値になります。実際の検査証明書では248mgになっています。

「ナチュラルマヌカハニーMG200+のMGO検査証明書」詳しくはこちら

ということは以前の「オーガニックマヌカハニーアクティブ12+」より抗菌活性度が高いのではと思われますが、実は 「オーガニックマヌカハニーアクティブ12+」のMGOの値は387でした。 ワイルドハニー社の商品表記はあくまで控えめな数字になっています。
MGO/バイオアクティブ換算目安

どうしていろんな表記方法があるの?

「UMF」、「バイオアクティブ」、「MGO」他にも「MGS」・「TA」・「NPA」などマヌカハニーの抗菌活性度の表し方はいっぱいあります。どうしてこんなにいっぱいあるのでしょうか?
最初はマヌカハニーの抗菌性を発見したニュージーランドのワイカト大学のピーター・モーラン博士の提唱で「UMF(ユニークマヌカファクター)」という表記を始めました。
これは病室用消毒液(フェノール液2%稀釈)と比べ何倍の殺菌力があるかを表したものです。そしてマヌカハニー協会(AMHA)ができ、「UMF」をとるライセンス料が発生しました。
その後、「UMF」認定の基準が曖昧だとするメーカーが新基準の作成をマヌカハニーの抗菌成分「メチルグリオキサール」の発見者であるドイツのドレスデン工科大学のトーマス・ヘンレ教授に依頼しできたのが「MGO」です。
マヌカハニー1kg中にメチルグりオキサールが何mg入っているかの値です。検査で証明できる(嘘のつけない)値ですので一番わかりやすいかもしれません。
「UMF」には40+、50+などの数値の商品もあるみたいですが信じられません。
「UMF」と「MGO」の両陣営では未だに論争(ケンカ)状態になっているみたいです。ウェブサイトで検索するといろんな記事がありますがマヌカハニーの通販会社がつくった記事もたくさんあるので真実を選別するのは難しいかもしれません。